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ブラジル 大気汚染による死者増大するも中国よりましな数値  [海外ニュース]

2014年にサッカーのワールドカップ)の開幕試合が行われるブラジル最大の都市サンパウロでは、大気汚染が原因の年間死者数が、交通事故による年間死者数を上回ることがわかりました。

調査によると、人口1100万人を抱えるサンパウロ市では、交通事故による死者数が1556人なのに対し、少なくとも4655人の市民が大気汚染に関連した病気で亡くなっているそうです。

また、州レベルでもこの傾向が当てはまるといい、同国最多の4200万人が住むサンパウロ州では、交通事故による死者数は毎年7900人ほどなのに対して、大気汚染による死者数は1万5000人に上ります。

同州では年平均の大気中の汚染濃度が、世界保健機構によって設定された許容値である1立方メートル当たり10マイクログラムをはるかに上回る、同20~25マイクログラムにも達しているそうです。



しかしブラジルの大気汚染を大きく上回るのが中国です。

なかでも汚染が深刻なのが北京周辺。今年の1~6月の大気汚染の濃度をPM2.5に置き換えると、1立方メートルあたり1日平均で115マイクログラムに達する。北京での交通渋滞の影響に加え、石炭の消費量が多い製鉄所などの生産拠点が河北省に集まっているためだ。濃度は74都市平均(76マイクログラム)を大きく上回ります。

74都市平均の数値はPM2.5換算で中国の基準(75マイクログラム)をやや上回る程度ですが、日本の基準(35マイクログラム)では約2.2倍になります。より厳しい世界保健機関基準では7倍以上に相当する水準に達しています。


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